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Evergreen(音丸の90年代キャンプスタイル)

大好きな1980~1990年代初期のキャンプ道具に囲まれたサイトで過ごす幸せなひととき。

グースネックヘッドの向き

   

また、細かいことに気付いてしまいました…。(^-^;;;

イワタニプリムス・ファン以外の方にとっては本当にどうでもいいことなんですけど…。(笑)


グースネックヘッドとは?


イワタニプリムスの大型ランタンには、一時期、グースネックヘッドが採用されていました。

通常、ガスランタンのヘッド形状はストレートで、マントルを上からズボッと差し込んで装着します。

グースネックヘッドは"?"のような形状をしており、マントルをコールマン・ランタンのように吊り下げて使用します。(下図参照)
グースネックヘッドの向き

グースネックヘッドは、大光量を実現するために開発されたもので、IP-3257CA、IP-3257HA、P-571、P-572に採用されました。

ランタンの燃焼部脇にチューブを配置することで気化を促進させようという設計意図があったものと思われます。


P-572のグースネックヘッド


いつものように昔のイワタニプリムスのカタログを見ていたら、気になることが…。

P-572が発売開始となった1999年および翌2000年のカタログを見ると、グースネックヘッドが横向きです。(下図参照)
グースネックヘッドの向き

黄缶会メンバーの間では常識となっていますが、IP-3257HAおよびP-571のグースネックヘッドは横向き、つまり"腰"の部分が見えますが、P-572では後ろ向き、つまり"腰の折れ目"が見えなくなっています。(下は私のP-572)
グースネックヘッドの向き

違いが分かりますよね?

P-572ではピラーが2本から3本に変わっているため、影ができないよう、背面のピラーに合わせてグースネックの向きを後ろ向きにしたものと思われます。

故に、"悩ましい腰のライン"が見えないことがP-572に対する私の唯一の不満でもあるのですが…。


それはさておき…

念のためP-572の箱を確認したところ、パッケージ写真は横向きでした。

カタログと同じ販促用マスター写真を使っているのでしょう。


P-572はP-571の後継機種なので、もしかしたら最初の頃は横向きだったのかもしれません。


P-571のグースネックヘッド


上記一連を調べていたら、また新たな疑問が…。(笑)
グースネックヘッドの向き

P-571のグースネックヘッドの向きにご注目。

左向きですよね?

上のP-572カタログ写真は右向きです。

私はP-571は所有していないので、念のためIP-3257HAを確認したら、実物は左向きなのにパッケージ写真やカタログは右向きでした。(^-^;;;


『もしかしたら左向きの製品と右向きの製品がある!?』

と思ってググッたところ…


ありました。(^-^;;;


しかも身近なところに…

黄缶会のwebカタログに掲載している"よっしーさん"のP-571が右向きでした。(下図参照)
グースネックヘッドの向き

画像検索に引っかかった他が全て左向きなのに対し、なぜか"よっしーさん"のP-571だけは右向き!

不思議です…。


IP-3257HAのグースネックヘッド


ということで、同様に、上が1993年発売開始時のカタログ。
下が私のIP-3257HA写真です。
グースネックヘッドの向き

グースネックヘッドの向き

ヘッドの向きが逆ですね。(^-^;;;

IP-3257HAも画像検索すると…。

またまた身近なところにいました。

旧黄缶会サイトの頃からのメンバー"しんちゃん"所有のIP-3257HAが右向き


さらにGoogleの画像検索でも…
グースネックヘッドの向き

こちらも、他が全て左向きなのに、またしても1個だけ右向きでした。(^-^;;;


こんなに面白いネタになぜ今まで気付かなかったのか、我ながら不思議です。

今後、黄缶会オフでグースネックをチェックするのが楽しみです。(^-^)v



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この記事へのコメント
>ピカデリーさん

でも、こういう細かい違いを見つけて喜ぶのが黄缶会オフなんですよ。(笑)

音丸音丸
2015年03月18日 22:52
今回の記事は
まさに

目のつけどころが→→→音丸さん

でした〜。
ピカデリー
2015年03月18日 22:33
〉SHOWSEIさん

とんでもない、火器全般に通じたSHOWSEIさんにお読みいただくのは恥ずかしいくらいです。

ただ、何らかのカタチで資料として残しておかないと、時間の経過とともに喪われる情報かと思いまして、エントリーとしてアップすることにしました。

今後もよろしくお願いします。(^_−)−☆

音丸音丸
2015年03月17日 10:52
おはようございます
どもっ!です
音丸さんの記事は造詣が深く勉強になります
ガス系新参者の私には、興味津々デス!
画像拝借しました
ありがとうございました!

SHOWSEISHOWSEI
2015年03月17日 10:02
>mewocさん

こんなにハッキリした違いに今まで気付かなかったことが我ながら驚き。(笑)

やっぱりmewocさんの3257は左向きなのねぇ…、他に誰か右向きいないかな?

そのうちオークションで『稀少、右向き!!』って出たりして…。(爆)

音丸音丸
2015年03月10日 17:07
こんにちは。
こんな違いに目をつけるなんてスゴイ…
因みに僕のも左曲がりでした。。
音丸さんの記事は影響力あるから、みんなが右曲がり探し出しそう。。

mewocmewoc
2015年03月10日 16:57
>Y&Kさん

ご訪問ならびにコメントありがとうございます。

プリムス、イイですよ~、これを機会に興味を持っていただければ嬉しいです。(^-^)

ツーバーナーの他に真鍮製ガスランタンも何種類かありますから、ぜひ!(笑)

こちらからもお気に入り登録させていただきました。
今後もよろしくお願い致します。

音丸音丸
2015年03月10日 11:25
こんにちは!

昨日はコメントありがとうございました!

プリムス良いですね~~

真鍮のバーナーも見させていただきました!!

あの輝きはたまりませんね!!!

これからも色々参考にさせてください!

お気に入り頂いていきます!

よろしくお願いいたします!

Y&KY&K
2015年03月10日 10:32
>くむさん

ええ、P-571もIP-3257HAもヘッドが右向きは少数だと思われます。

それよりもP-572の横向きヘッドが実在するのかぜひ見てみたいです。

音丸音丸
2015年03月10日 10:21
>劇団にひきさん

なるほど。

確かにねじ込み式だと、最後にどの向きにするかで調節しますよね。

ヘッド下のパーツが180度違って組まれているため、ヘッドが逆向きになっている可能性もあるということですね。

音丸音丸
2015年03月10日 10:19
>はやてさん

そうですね。

イワタニプリムスの場合、開発経緯に加えて本家製品も絡んでくるので面白いです。

バイクにもグースネックってあるみたいですね。

音丸音丸
2015年03月10日 10:13
おはようございます

ほうぼう、ということは…

P-571の右曲がりのグースネックを見付けてゲットすれば
また貴重(?)なアイテムをゲットできたということに?
ヘ(≧▽≦ヘ)♪

探してみよう♪

くむくむ
2015年03月10日 07:50
音丸さんおはようございます!

こういうの気になるの分かります笑

ヴィンテージメンテの時だと全てのパーツが

ねじ込み式なので、回転圧?って言うんでしょうか?

「向き」を一つの目安にしますから尚更です^^

個体差はかなりあるようです。

劇団にひき劇団にひき
2015年03月10日 05:50
おはようございます

ランタンも歴史をたどると いろんな事が有るんですね

コールマンもそうですもんね しかしグースネックと聞くと

自分はどうしてもゴルフクラブの アイアンを想像しちゃうんですよ(≧∇≦)

はやてはやて
2015年03月10日 05:44
 
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