□プロローグ
キャンプに行きたいけど「子どもがまだ小さいから」という理由で妻から許可が出なかった音丸家。
キャンプデビューする前にハワイ旅行にハマってしまい、1994年から1997年は毎年渡布するハメに…。^_^;

しかし、私のキャンプへの夢は覚めやらず、初旅行の際にはワイケレ・アウトレットのスポーツ・オーソリティでコールマンの封筒型寝袋（ホロフィル）3本を市価の3分の1で購入し、段ボール3個をえっちらおっちら抱えて帰国。^_^;

その後はアウトドアショップ、スポーツショップ、ホームセンターのシーズンオフセールを利用し、ツーバーナー、ジャグ、クッカー、ランタンなどを小遣いで買い揃えていく私。

ナチュラムの通販でタープや食器を購入し、まずは河原で何回かデイキャンプしました。


□初キャンプ
子どもたちが大きくなり、妻から初キャンプが許可されたのは1998年の6月だったと思います。

栃木県茂木町にある大瀬キャンプ場というあまり大きくない町営キャンプ場でのバンガロー泊でした。

当日はあいにくの雨となりましたが、幸いにしてバンガローの屋根付きテラスが広く、そこで調理や食事ができました。

ツーバーナー（413H）は河原でのデイキャンプで何度か予行演習済みでしたが、ランタン（286A）を使用するのは初めてで、燃料を入れすぎてポンピングできなかったり、ランタンから容器に白ガスを戻す際にこぼしたり、と悪戦苦闘でした。

それでも初めてのキャンプを家族全員で楽しんだことを覚えています。


とりあえず妻にキャンプ免疫が付き、テント泊にもOKが出たので、コールマンのスタンダードドームを購入し、常北家族旅行村で初めてのテント泊。

その後は栃木県と茨城県のキャンプ場をメインに家族キャンプを続けました。


□転機
我が家の大きな転機が2001年10月に初めてグループキャンプに参加したこと。
我が家から1時間くらいのキャンプ場で、目の不自由な方々と一緒にキャンプするという“野宴会”の企画でした。

当時我が家は本当に最低限の装備で、テーブルはピクニックテーブルとサウスフィールドのアルミ二つ折り、チェアもコールマンのデイキャンプチェアと無名のスプリングチェア、バーナーは413HとIP-2243、ランタンも286A、IP-2279HAEとコールマンの蛍光灯ランタン程度でしたが、参加されていた他のファミリーの多くはスノーピーク製品を中心としたオシャレなサイトで、触発されてしまい、『我が家ももっと洗練されたサイトにしなければ』と思ったのが大きな誤りの始まり。笑

その後、この時に出会った栃木県在住のキャンパーの皆さん、他県在住にも関わらず何度も栃木まで来てくれたキャンパーの皆さん、そして私のキャンプ＆道具の師であるGさんと何度となくグルキャンを行ない、キャンプ道具好きの皆さんと交流を重ねることで、少しずつ我が家の装備が変わっていきます。

ただ、我が家の場合、赤/ベージュで統一されたサイトにはなりませんでした。

なぜなら、私の道具買い替えテーマが『1990年代初期のキャンパー』だったから…。

キャンプが出来ずに雑誌やカタログを眺めていた当時欲しかった道具を某オークションや、アウトドアショップのデッドストック、リサイクルショップから見つけ出して揃えていきました。（◯◯にあったよ〜と教えていただいたこともしばし）

今から思えば、この買い替えをよく亡き妻が許してくれたものです。^_^;


□黄缶会立ち上げ
そんなこんなでグルキャンを重ねる間に、少しずつ1990年代初期の道具に買い替えが進み、イワタニ・プリムス製品もIP-2222AL、IP-2222FL、IP-200LA、IP-3257HAといったところが揃ってきました。

また、一緒にキャンプした中にプリムス・ファンの方がいたり、プリムスに目覚める方も出てきて、あるグルキャンの際「イワタニ・プリムスのファンサイトを立ち上げちゃえ」という話に…。

当時SOHOでwebの仕事をしていた私がサイトを立ち上げる＝会長になってしまいました。

立ち上げ当初は私の個人サイト内に設け、会員登録される方もそれまでの知り合いや野宴会の方がほとんどだったのですが、その後、それ以外の方もチラホラと入会され、いつしか100名を超える大所帯に…。

私自身も着々と保有するイワタニ・プリムス製品を増やすとともに、テントやチェアなども買い替えていきました。


他のサークル同様、オリジナルステッカー（URLは現在使用されていない）を作り、2002年9月にはSPW2002戸隠会場でコッソリとプチオフ会を、11月には富士の麓にあるやまぼうしキャンプ場で初めての全国オフも開催。

その後も続々と会員が増えたため、独自ドメイン（kokankai.net）を取得し、精力的なメンバーがサイト運営に携われるコミュニティサイトにリニューアル。

2003年11月には第2回、2004年のGWには第3回オフ会が開催されますが、私が参加したのはココまで。

2005年に妻が死去したのを機にプライベートキャンプから遠ざかり、黄缶会に関しても、らいとさんを始めとした中心メンバーに運営をお願いするカタチで隠居。現在に至ります。