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Evergreen(音丸の90年代キャンプスタイル)

大好きな1980~1990年代初期のキャンプ道具に囲まれたサイトで過ごす幸せなひととき。

第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編

   

第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編

8月4日

(8月3日のバス乗車・出発等は割愛し、ジャンボリー会場に着いたところから始めます)

鉢ヶ崎にバスが着いても、そのまますぐに会場に入れる訳ではない。
なぜなら、何百台というバスが勝手に会場に入って参加者を降ろすことになったら、停車しようとするバス、発進しようとするバスが入り乱れて降車場は大混乱となり、大渋滞に繋がる。
なので、各バスはそれぞれ定められた時間にバスプールの蛸島漁港にいったん入り、40台溜まった時点で一斉に会場に入る。
これなら一斉に降車・発進できる訳で、混乱も渋滞もなく、スムースにバスが流れる。
これを統括するのが輸送部で、黄缶会メンバーである近藤さんやInstagramでお友だちのkotarobsさんが務められている。

しかも今回は蛸島漁港に入ったらすぐに会場へ移動させてくれたため、予定よりもずっと早い時刻に降車できた。
(遅くなればなるほど日差しはきつくなるため、この配慮は嬉しかった。融通を利かせていただいた輸送部の皆さまに感謝!



降車後、ほどなくしてサイトを目指す。

道中私たちのバスに積み込まれた栃木県派遣団の昼食を、県連スタッフの方がリヤカーで引き取りに来てくれることになっていたが、中央歩道は到着したスカウトでごった返しており、とてもリヤカーを引くことなどできない。
結局、リーダーが県連スタッフの待つサブキャンプ(Adventure)入口まで手運びすることに…。


第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編

一刻も早くスカウトを日陰に入れたい私はスカウトを先導してサイトに向かう。
なぜなら、慣れないバス泊のためスカウトは寝不足なうえ、背面に50リットル以上の大型ザック、正面にはこれまたパンパンに膨らんだデイパックを装着しており、さらに情け容赦ない猛暑がスカウトの体力をじわじわと蝕んでいるから…。
この初日最大の危機を乗り切るため、何か月も前から到着~日陰設置をプランニングしてきている。


第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編AdventureSC・HQ付近で「隊長がチェックインしなければサイトには入れない」とスタッフに止められる。

ふと見るとK隊長の姿は隊列になく、リーダーは私一人きり。
途中、後ろは着いて来ているか班長に確認した際「着いてきています」と報告を受けたので、てっきり昼食を運搬するリーダー以外は一緒だと思っていたのに…。(;^_^A

「隊長がいない、リーダーが一人だけとはどういうことだ!」とスタッフに叱責されるが、これ以上スカウトを炎天下に留め置くことは可哀そうだと感じてくれたのか、必ず後でチェックインすることを条件に先にサイトへ入ることを許される。(感謝!)

栃木2隊サイトとなる87区画は、予想通り朝方は東側にある林が濃い木陰を形成していたため、スカウト全員をそこに退避させる。

制服を脱がせ、水分を取らせたうえ、別命あるまでその場で休憩するよう命じ、すぐに来た道を引き返す。

Adventureゲート手前の砂利道まで戻ったところで、私物を載せた折り畳み式カートがなかなか進まず苦戦中のK隊長に遭遇。
カートは自分が引き受けるから、すぐさまSHQへ行って受付するよう隊長にお願いし、荷物ごとカートを抱えて再びサイトへ急行する。


ようやく全員がサイトに到着し、十分な休息を取った後、JRコンテナへ向かい、中からリヤカーと装備を引き出す。

スカウトと指導者がリヤカー+手運びでコンテナ~サイト間をピストン輸送する一方、私と女子VS 2名、女子BS1名ははサイトに残り、サイト設計図に基づいて各A型テント&ドームテント、食堂フライの設営位置等をバミっていく。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編



栃木2隊は装備が多く、テトリスのように複雑に荷物を積み上げてコンテナに収納しているため、出したそばから設営していくという方法は取れない。

ようやくA型テントまでたどり着いた時点でスカウトを設営担当と輸送担当に分け、作業を進めていく。

お昼を過ぎたあたりでいったん作業を中断し、お弁当の昼食。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編


熱中症で戦列から離れるスカウトを2、3名出しながらも、夕方にはパブリックスペースを含め、あらかたの設営を完了。

受付時にようやく支給されたハンドブック(中身はどうみても事前に配布されるべきモノ。ご丁寧に事前に調べておきましょうなどと書いてある 呆)と、予め用意してきた“役割分担表”“当番表”のコピーを全員に配布する。

“役割分担表”と“当番表は”ハンドブックと同じA6サイズに縮小コピーしてあり、ハンドブックに貼り付けられるよう既に裏面に両面テープを貼り付けてある。

ただ渡しただけでは失くすこと必須なので、その場でハンドブック内に貼り付けさせる。


夕食に備え、配給係は食材を受け取りに、水汲み係は給水場に向かう。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/4編


夕食はレトルトの中華丼、たまねぎスープ、オレンジ。

その後、隊長会議での決定事項がリーダーに伝えられた後、班長会議で翌日の予定・当番等を確認。

バスでろくに眠れなかったスカウトが多かったせいか、ほとんどのスカウトが今日は早めに入眠した。




【特記事項、反省、改善点、“上の人たち”への要望事項】
・寝不足からのバス降車、炎天下で装備を背負ってのサイト移動、日陰確保が本日最大の山場。
 本来はコンテナから装備を出してタープやマーキーを建てて初めて日陰が確保できるところだが、87区画は東側に濃い木陰があったため、到着後すぐに日陰を利用できた点が大きい。
 この木陰がなかったら、もっと多くのスカウトが熱中症でダウンしていたと思われる。

・背面の大型ザック+正面のデイパックというスタイルのスカウトがほとんどだったが、中には両手にビニール袋や紙袋を持ったスカウトが数名いた。
 これは袋が破けて中の荷物が散乱したり、転倒時に大けがを負う危険性がある。
 事前説明会で「背面の大型ザック+正面のデイパック以外は厳禁」というルールを強く示すべきだったと反省。

夜10時に横川SAで結団式を行なったが、私的には大反対。
 バスでは満足に寝られず、現地で酷暑が予想されるため、スカウトの健康・安全を考えると完全なる愚行
 「この結団式を考えた方々はどっちを向いてるんだ!」「あんたらが向いてるのは、いわゆる“上の人たち”であり、決してスカウトのほうではないよね」と腹が立つ。

・JRコンテナ内に積み上げた荷物が崩れたらしく、装備の多くが誤って栃木1隊に流れていた。
 今後は、装備が崩れないような準備・積み込み計画(撤収時は実現)を立てることはもちろん、すべての装備に隊名(団名)を入れるようにすべき。

事前に決定できるような事項もこの日の隊長会議で伝達されている。
 それによって隊長がサイトにいない時間が長くなるうえ、夜の班長会議で班長に伝えなければならない時間が長く(=睡眠時間を削る)なる。
 スカウトのことを考えるなら、決められるべきことは大会期間よりも前に決めて伝達するべき




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