実は、昨年秋の「黄缶会オフ in 東北」の際、
OSSUNさんからヨーレイカのウインドリバー6を譲っていただきました。
OSSUNさんは超ベテランキャンパーさんなので、このウインドリバー6は初期型です。
(ちなみにIP-2222やラレマンのチェアもリアルタイムで購入・使用されています)
ウインドリバーは初期型と後期型ではカラーリングが異なるのですが、私は断然フライがブルー・グレー一色の初期型ファンなのです。
いつかはウインドリバー2の初期型を手にしたいと思っていると以前書きましたが、そんなこともあって譲っていただいた次第です。
それとは別に、旧いキャンプ道具を紹介されているお気に入りのBlog「
キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき」でキャンセカさんがウインドリバーを取り上げられており、それに刺激されてウインドリバーの変遷をまとめてみることにしました。
注:以下は私のリサーチに基づく持論であり、不正確な部分がある可能性についてご了承願います。
外観の変遷
私が知る限り、ウインドリバーの外観は3タイプ。
■初代
初代(上図いちばん上)は、フライがブルー・グレー一色、インナーテントのボトム部分がバーガンディ、そしてフロントパネルもバーガンディ。
私も実物を一度しか見たことありませんが、正面から見るとインナーテントが真っ赤なので、そのインパクトは相当なものがあります。
OSSUNさんからいただいたウインドリバーは次に述べる二代目ですが、その二代目ですら25年以上経ってますから、初代はいったい何年前なんでしょう?(^-^;;;
■二代目
二代目(上図真ん中)も、フライはブルー・グレー一色、インナーテントのボトム部分もバーガンディですが、フロントパネルがブルーグレーに代わります。
繰り返しますが、私はこのカラーリングがいちばん好きです。(^-^)
■三代目~六代目
三代目(上図いちばん下)でカラーリングの大幅変更が行なわれ、フライがロイヤルブルーとブルー・グレーのツートンになり、インナーテントのボトム部分もロイヤルブルーに変更されます。
日本でのオートキャンプブーム最盛期の頃は、このカラーリングだったので、ウインドリバーというとブルー/グレーのツートンを連想される方も多いのではないでしょうか?
インナーテント構造の変遷
私が知る限り、ウインドリバーのインナーテント構造は4タイプ。
■初代~三代目
mossテントでお馴染みのフルスリーブ方式。
もっとも堅牢な方式ではありますが、幅が3.6mもあるウインドリバー6に4本のフレームを通して立ち上げるのは容易なことではありません。
しかもスリーブの内側が経年劣化で加水分解を起こしているため、その苦労は倍増します。(^-^;;;
でも、フルスリーブのインナーテントは見栄えがすることも確かで、惚れ惚れします。(^-^)
■四代目
サイドフレーム交点より下の部分がフックになり、スリーブとフックの併用式になります。
■五代目
スリーブ生地がメッシュになり、フレームを通しやすくなりました。
■六代目(最終モデル)
フルフック方式になりました。
最後に…
エバニューが独自に販売していたサンドームやシンドームと異なり、ウインドリバーは本家Eureka!が開発した世界的なベストセラーです。
そして、このウインドリバーを参考にしていると思われるテントが、他メーカーから何種類も発売されています。
その点だけでも興味深いのに、こうやって調べてみると、けっこうマイナーチェンジを重ねていて、面白い題材ですね。
OSSUNさんからお譲りいただいたWindriver6、大切に使わせていただきます。m(_ _)m