先日の黄缶会オフでダッチオーブンの温度管理に失敗し、グラハムブレッドを黒焦げにしてしまいました。(^-^;;;
ご一緒だったくうママさんが非接触型(赤外線)温度計を使用していたこともあり、今さらながらダッチオーブンの温度管理について考えてみました。
元々テキトーな性格なので、これまでは手元にあった適当な炭を使用し、配置する量や時間も“経験と勘”に頼っていました。
ところが、10年近いブランクのせいで記憶は失われ、勘もすっかり鈍りました。
それでもオガ炭を使用した際には失敗することがあまりなかったのですが、たまにマングローブや薪を使うと、一定の温度が保てなかったり、温度が上がりすぎて失敗してしまいます。
また、歳を取ったせいか『前回のキャンプで何個置いたっけ?』ということすら忘れてしまい、『常に同じ種類の炭を使用し、“記録”しないとダメだな』と痛感しております。
さて、Lodgeのダッチオーブンを購入すると
「CAMP DUTCH OVEN COOKING 101」という英文の小冊子が付いてきます。
ダッチオーブンの歴史から始まり、Lodge製品の紹介、基本的な取り扱い方法、レシピが記された64ページにも及ぶものです。
その中にオーブンとして使う際の温度早見表があります。
ダッチオーブンのサイズ別に、所定の温度にするためには幾つチャコールブリケットを使えば良いかということが記されています。
この本によると、オーブン料理の標準的な温度である華氏350度(凡そ摂氏180度)にするための基本ルールは以下の3つとされています。
1.サイズ(インチ)を2倍した値が使用するチャコールブリケットの総量。
つまり、10インチの場合は20個、12インチの場合には24個になります。
2.ディープタイプを使用する場合には上記に2~4個を追加する。
10インチディープは22~24個、12インチディープは26~28個ということですね。
3.上記総量を三分し、上2:下1の割合で配置する。
10インチディープなら、上に16個、下に8個ということになります。
※これまでの経験からすると、パンなどデリケートなモノは上8:下2~上7:下3の割合で充分。上2:下1だと下火が強すぎると思います。
ここで注意しなければならないのは、アメリカで流通しているチャコールブリケットと、日本でお馴染みの豆炭は別物であるということです。
主原料が木炭と石炭という違いもありますが、サイズが異なります。
チャコールブリケットのほうが一回り小さいので、記された個数の豆炭を配置すると温度が高くなりすぎる危険性があります。
これからダッチオーブン料理を始められる方の場合には、KINGSFORDなどのチャコールブリケットを使ったほうが失敗する危険が低いと思います。
次回クリスマス・キャンプではローストチキンとケーキを焼く予定。
またしてもダッチオーブンがフル稼働になります。
使い慣れたオガ炭も購入したので、オガ炭の個数とダッチオーブンの温度をしっかり管理・記録して今後のノウハウにしたいと思います。
(キャンプ歴長いのに、今さら何を言ってんだろうなぁ…苦笑)