キングフィッシャー2 コンバーチブル

音丸

2014年09月21日 00:29


キャンプ・レポも終わったので、今回購入したインフレータブルカヤック『アドバンスド・エレメンツ キングフィッシャー2 コンバーチブル』のインプレッションをば…。



◽︎乗り味
インフレータブルということで、子どもの頃に海水浴で乗ったビニールボートのようなフニャっとした乗り味を予想していましたが、良い意味で裏切られました。(^_^)

メインチャンバーのテンションが高く、船底が強度の高いPVCだからか、思っていたよりも剛性は高いです。

ちょっとした波を乗り越える際には船底が波打つ感じが若干ありますが、普段はフニャフニャ感は全くありません。

それに、アウターの船首と船尾は三角形を構成する樹脂パーツが、チューブの前後にはアルミの骨が入っていて“尖り”を維持しています。
これがアウターの無いインフレータブルとの大きな違いで、外観をシャープに保ち、波を切る感覚を生んでいます。

最初に乗り出した際『おっ、思っていたよりも乗り味が良いな』と感じられたのは上記の2点が理由でしょう。


◽︎大人のタンデムは?
全長が3m90cm、最大積載量180kgということで、二人乗り用カヤックとしては小さい部類に入りますが、身長186cm・体重90kg超の私と、身長150cm・体重?kgの彼女が一緒に乗っても全く問題はありませんでした。

欲をいえば、コクピットがもう少し長く、後席の足元が広い方が快適に漕げると感じました。

また、前席に成人男性が乗るのは長さ的にもちょっと難しく、あくまでも女性ないしは子ども用と考えたほうが良いと思います。


◽︎気になった点
漕いでいて一つだけ気になったのは、舷側が高く、時々パドルでコクピットの縁を擦ってしまうこと。

そもそも私たちの漕ぎ方が悪いのかもしれませんが、縁に当たらないように漕ごうてすると、体勢的にちょっと不自然な感があり、漕ぎ辛いのです。

他のカヤックを漕いだことが無いので、他と比べてキングフィッシャー2の舷側が高いのか、はたまた単に私たちの漕ぎ方が悪いのかは分かりません。(^_^;)
機会があったら測ってみようと思います。


◽︎手入れ
大きくアウター、チューブ、フロアマット、シート×2に分解できます。
更にチューブの前と後ろにあるアルミ製のバウとスターンも引き抜けます。

濡れたまま保管するとカビたり生地が痛むので、上記に分解し、水分を拭き取り、掃除機で砂などを取り、陰干しします。

キャンプ場でも乾かしはしたのですが、アウターからチューブを出さなかったため中に水分と砂が残っており、結局掃除と乾燥は再度彼女のマンションで行ないました。

なにぶん大きく重いため、自由に取り回すことができず、結構苦労しました。
やっぱりキャンプ場でやっておくべきですね。


◽︎収納・積載
アウターにチューブを入れた状態で、まずは縦に二つ折りし、続いて横に四つ折り(観音開き)にします。
これでキャリングケースの幅ピッタリになるので、これをいちばん下に敷き、その上にシート、フロアマット、空気ポンプを入れます。

キャリングケースは高さにかなり余裕があるので、その上にPFDを入れることが可能です。

私はパドルを2ピースにしましたが、4ピースならパドルも入れられると思います。


この状態で車(日産ノート)に積むと、セカンドシートを倒した状態で、荷室幅及び荷室長の約半分、荷室高の約3分の1を占拠します。

フレームがアルミ製のファルトボートのほうが積載性は良いですね。


◽︎結論
私のようにカヤックを全くやったことがない人間にとっては、とても良い入門艇だと思います。

ファルトボートほど高額ではない割にはオモチャっぽさも無く、それなりに見えます。

まだ始めたばかりなのでこれからどう展開するかは全くわかりませんが、良いキッカケになったことだけは間違いありません。購入して良かったです。(^_^)

アドバンスドエレメンツ グリーン キングフィッシャー2 コンバーチブル


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