IP-2280Aのレア版
今回も「昔のイワタニプリムスネタ」です。(笑)
普通のキャンパーにとってはどうでもいいことなので、今まで遠慮して書かずにいたんですが、どうやら先日の「親爺キャンプ」でスイッチが入っちゃったようで…。(^-^;;;
イワタニプリムス商品の“細か~い相違点”について続けさせていただきます。m(_ _)m
さて、第2弾は
IP-2280Aです。
まずは下の写真をご覧いただきましょう。
1990年くらいから発売が始まったIP-2280(A)は、直径30cmの大鍋やグリドルが使用できる大型ゴトク、折り畳み脚を装備したシングルバーナーです。
シングルバーナーと言えど幅が24cmもあるため、できるだけコンパクトなギアを携行する山屋さんが買うはずもなく…、
当時のファミリーキャンプではトランク型ツーバーナーが主流でしたから、あまり(ほとんど?)人気がありませんでした。
そ・れ・が…、
UFD(ダッチオーブン)のヒットに伴い、
「ダッチの加熱に最適!」と人気が急上昇。
(WILD-1本店でもそう書かれたPOPが貼られてました)
さらに、近年のロースタイル化で人気が再燃。
オークションでもけっこうな金額で取引されています。
(昔はショップでずっと売れ残っていたのに…)
そんな訳でフィールドでもよく見かけるようになったIP-2280Aですが、カラーバリエーションがいくつかあります。
ボディがホワイトで
モノクロのPRIMUSロゴ・シールが貼られているものが元祖で、自動点火装置は無く、型番はIP-2280になります。
次の世代が自動点火装置を装備したIP-2280Aで、ブルー、レッド、グリーンの3色あり、
カラーのPRIMUSロゴ・シールが貼られています。
実はこのグリーン、1993年に新たに加わったカラーなのですが、
最初はペパーミントグリーンでした(上の写真参照)。
グリーンのIP-2280Aをお持ちの方は確認していただきたいのですが、ペパーミントグリーンでしょうか? おそらくウグイス色なのではないかと思います。
私もウグイス色しか見たことがありませんし、1994年のカタログ写真はウグイス色です。(下の写真参照)
この件についても『親爺キャンプ』で
“あちゅパパ”に確認したところ、最初はペパーミントグリーンだったそうです。
という訳で、
もしペパーミントグリーンのIP-2280Aをお持ちの方がいましたら、かなりのレア物です。(^-^;;;
※2017年11月29日追記
韓国のインスタグラマーでペパーミントグリーンのIP-2280Aを所有されている方がいました!
ぜひ写真を黄缶会Facebookページに投稿していただきたいものです。
ちなみにIP-2280Aはその後1999年にマイナーチェンジが行なわれています。
正面だとダッチオーブン等の輻射熱で圧電スイッチがやられてしまうため、圧電スイッチの位置が正面から側面に移動。
それまで別売だったウィンドシールドが標準装備になりました。
余談ですが…
最後に、
ホントにレアなIP-2280Aの写真を載せておきます。
真鍮製のIP-2280Aです。
市販されたものではなく、
黄缶会きってのエンジニア“きまぐれ”さんによるスクラッチ。
もちろん、一点モノです。
“きまぐれ”さんは、以前UPした「
イワタニプリムスIP-2222のフルメンテナンス」を行なわれた方です
黄缶会には“濃い”メンバーがたくさんいらっしゃいますが、金属加工までやってしまうのは、この“きまぐれ”さんと“チャーさん”ぐらい。
ホントに恐ろしい人たちです…。
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