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Evergreen(音丸の90年代キャンプスタイル)

大好きな1980~1990年代初期のキャンプ道具に囲まれたサイトで過ごす幸せなひととき。

第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/9編

   

8月9日 会場入り6日目


第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/9編 Venusエリアに設けられたIt’s a small Jamboree worldステージ


ようやく海へ…!?


いつものように食材配給、ゴミ捨て、氷の配給、朝食準備、朝食を済ませる。


これから午前中のプログラムに出かけようという矢先、Y上級班長が「午後から撤収なので、早めにプログラムを切り上げて帰ってきましょうか?」と私に尋ねる。
(スカウトの健気さにホロリとくるワタシ)


彼女の言うとおり、プログラムは今日の午前中が最後で、午後からは撤収作業が始まる。

しかし、これまで海に入ることはおろか、ジャンボリー会場が海沿いにもかかわらず、海を間近で見ることもできなかったレオ&オオカミ班にとって、今日は待ちに待った海辺のプログラムの日である。

「いや、ようやく海に入れるんだから、12時まで思う存分遊んでおいで〜♪」と送り出す。


8月7日の午前中、レオ&オオカミ班が海を見に行った際、「指導者が同伴していないからダメ」と追い返された苦い経験があるので、今回はS副長が付いていく。

ちなみに、6日までは指導者不在でもビーチに出られたし、そもそも海外スカウトにはそんなルールは一切適用されず、自由に泳いでいる

余談だが、14NJの時も、日本のスカウトはシャワー使用時間を厳しく(しかもかなり理不尽に)制限されたが、海外スカウトが禁止時間にシャワーを浴びていてもスタッフに注意されることは全く無かった

こんな筋の通らないこと(スカウトに論理的な説明ができないこと)を未だに平気でやっていることに呆れる。
いったいどのツラ下げて日本人スカウトに注意できるんだ⁈


話を元に戻すが、匿名班もO副長に連れられて海のプログラムへ、トチノキ班も全員揃って海へ繰り出して行った。


しばらくするとS副長から100人待ち(!)だけど、11時15分から海に入れることになった…と連絡が入る。

「やっと入れることになって良かった〜」と留守番組指導者が安堵の声を漏らす。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/9編 Aテントにロープを張り渡して洗濯物干し



ところが、しばらくすると会場内にサイレンが鳴り響く。

高温警報が発令され、プログラムをいったん中止するアナウンスが…。


「あ〜〜っ」と声にならない叫びを上げ、頭を抱え、うずくまる留守番組指導者。


5日は高温警報で、7日は指導者不在で追い返され、プログラム最終日でようやく海に行けた、ここまで待たされたスカウトくんたちに、この仕打ちとは…。

あまりにもスカウトくんたちが可哀想で、リーダー陣は落胆の色が隠せない。


すっかり落ち込んでいる私たちの元へ、しば〜~〜らくしてからレオ&オオカミ班が帰ってくる。

しかも、実に嬉しそう、極めて満足そうな表情を浮かべて…。(?_?)


同行したS副長から事情を聞くと…

「高温警報のせいで、海に入る時刻がプログラム終了時間の12:00に延期されたため、Y上級班長が『もういいよ…』と言って待ち順をキャンセル…。

その様子があまりにも不憫だったので、スカウトくんたちを呼び寄せて、(中略)した」

とのこと。

S副長の心遣いに感謝・感激し「ありがとうございます!」を連呼するワタシ。

栃木2隊のリーダーはスカウト・ファーストな方ばかりで、ホントに良かった。(^-^)


ちなみに、匿名班もO副長の配慮で(中略)、トチノキ班はVSらしく機転の利いた行動で(中略)だった。(笑)



撤収開始


昼食を済ませ、食休みを取ったところで全員集合。

まずは個人装備をブルーシートに移してテントを空に…

続いて、ドームテント4基全てをVS2名、A型テントは各班3名で畳み、全てのテーブルをVS1名+BS1名で解体・梱包、残りの者はストーブを片付けるよう指示する。

普段のキャンプでは班長や上級班長に撤収の人員割り振りは任せているが、VSや他団のスカウトもいるため、この任を中学3年生のY上級班長にやらせるのは酷というもの。(^_^;)

なので、サイト全体が見渡せる位置に私が仁王立ちし、各部の進行状況をチェックし、適宜個人単位で配置部署を変えていく…。

50分経ったところでホイッスルを吹き、強制的に水分補給並びに日陰での休憩を取らせる。

15分は休憩させようと思っていたが、10分経ったらオオカミ班のT次長から「まだ始めないんですか?」との声が…。

「もう少し休ませようと思ったんだけど…」と答える私を遮り、「もう大丈夫っす…」とみんな。

士気は充分なので、作業を再開させる。

このサイクルを2回繰り返したところで配給時間になったので、スカウトを配給&調理組、撤収組の二つに分け、更に作業を続ける。


そのおかげで夕方には、夕食準備に必要な最低限の調理器具&食器、ジャグ、女性(女子)用(スクリーン)テント、男性(男子)雑魚寝用マーキーを除いてあらかた撤収準備は完了した。


この日の撤収作業が完了した際、スカウト全員の間に“充実感”がオーラのように漂っていることに気付く。

全員が一致協力して撤収作業に当たったことが、彼らの中に充実感を生んだのだろう。

最後の最後になったが、隊が一体になれたことを嬉しく思う。



閉会式


カセットコンロをフル稼動させて炊飯と鷄野菜味噌鍋(最後の夕食に何故コッヘルを多数使うメニューにする?)を作り、コンテナの上にバラしたテーブルの天板を載せて食卓にする。

夕食と後片付けを済ませ、18時40分頃、スカウトとK隊長、ローバースカウトながら副長として参加しているSさんが閉会式に出発する。

留守番のリーダーは、残った洗い物を片付けたり、汚水を捨てたり…。

スカウトくんたちが閉会式に参加している間にリーダーが撤収作業を進めることもできたが、今日の様子なら、残りを明日の朝から始めても間に合うと踏み、敢えて手を付けずに置く。


花火が上がり、そろそろ閉会式もクライマックスというところで、暑気でクラクラしてきたワタシ。

このままでは明日の撤収に差し支えるので、シャワーを浴びて体温を下げる。
おかげで元気を取り戻せた。


遅い時間に出発させたため、閉会式が終わったらすぐにスカウトくんたちがサイトに戻ってくる。(入場順から前に座っていき、退場は後列からになるため)


マーキー下にブルーシートを敷かせ、ランタンをセットして就寝準備。


着替えもある女子スカウトはスクリーンテントで寝るようにさせたのだが、揃って「私もこっちがイイな〜」とマーキー下の雑魚寝を指差す。

ウチの娘もそうだったが、ホントにボーイスカウトをやるような女の子は普通じゃない…。(笑)


明日は5時から撤収ということもあり、率先するかのように、真っ先にベンチャースカウトたちが入眠。

それに釣られるかのようにボーイくんたちの大半も早々に眠りについた。


では、その大半じゃないボーイスカウトは何をしていたかと言うと、マーキーの隣にスカウト全員の個人装備をサンドイッチするようにブルーシートが敷かれていたのだが、その上に6人が寝そべっていた。

メザシよろしく一列に並び、満天の星空を見ながら、何やら話している。

最後の夜だし、マーキー(テント)に戻れというのも野暮なので見逃したが、このうち4人はココで夜を過ごした。


リーダーも明日の撤収手順を確認した後、今日は早めに就寝した。



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