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Evergreen(音丸の90年代キャンプスタイル)

大好きな1980~1990年代初期のキャンプ道具に囲まれたサイトで過ごす幸せなひととき。

第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編

   

8月7日 会場入り4日目


第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編団委員長に作っていただいた流し台。左の洗剤桶→二番目の一次すすぎ桶→三番目の最終すすぎ桶→水切りネット と進む


宗教儀礼とネパール隊


今日は大会中日。午前中は宗教儀礼、夜は大集会がある。

それに加え、ネパール隊10名(蓋を開けるまでは正確な人数が分からない ( ̄◇ ̄;))を夕方まで受け入れるというミッションがある。
けゆ
このネパール隊をどう受け入れるかに関して、前夜の指導者会議が紛糾した。

栃木県参加隊隊長会議では『郷に入りては郷に従え』ということで宗教儀礼に帯同させることが決定されたが、今市第2団のO副長と私が猛反対。

ネパール隊の信教はヒンドゥー教であるが、17NSJの宗教儀礼にヒンドゥー教のコーナーは無い。
他の宗教へ強制的に連れて行ったら、国際問題に進展する危険性すらある。

結局、上記方針を撤回させ、各隊各様で遇することになった。


栃木2隊に関しては、自分の信仰する宗教のブースに行く者が数名いたが、それ以外に関しては、信仰奨励章取得科目の一つとして参加するか、宗教儀礼には参加せず自由に過ごすか各自に任せることとした。


ネパール隊スカウトと一緒に過ごすため、スカウトをサイトに残らせるという選択肢もあったが、本当にネパール隊が8時に来るという保証はなく(2時間遅刻した実績アリ)、また当のネパール隊自身がどう過ごしたいのか全く分からない(そのような情報はなぜか全く与えられず)。

オトナの都合でスカウトを振り回す気は毛頭無いので、私がネパール隊に通訳兼アテンドで付き、もしもの場合は私一人が帯同することを条件に、スカウトは自由に行動することをK隊長に認めてもらう。



7時頃、栃木県連のIさんとNさんがやって来て「(出迎えに)並んで〜」と言う。

10人が直接栃木2隊サイトに入ってくる場合と、いったん奥の栃木3隊サイトに40人が入ってから各隊に分かれるのでは、スカウトの並ばせ方が異なるため、「ネパール隊はどういう風に入ってくるんですか?」と尋ねると、私の質問の意図が理解できていないのだろう(呆)、「とにかく並んで」とのお答え。

並んだまま数分経過。どこからともなくまだ10人ほど来ていないとの声が聞こえてくる。

ただでさえスカウトを炎天下に立たせておくことにピリピリしているのに、公式アナウンスも無いまま放置されることにカッカし始める私。

ようやくネパール隊が2隊サイト前を通過して3隊サイトに入る。

「全員(3隊サイトに)集合させて」と告げるIさんを「朝食準備中なので全員は行けません!」と怒鳴りつける。
『体面ばっかりじゃなくて、少しはスカウトのことも考えろよ!』と、朝から怒り心頭。


3隊サイトで受け入れセレモニーを行なった後、2隊預かりのグループをサイトへ誘導。
本日の通訳とアテンドを私が担当することをネパール人リーダーに告げる。
(ネパール人リーダーだけが英語を話せる)

チェア、食器、食糧は持参していたので、テーブルだけはこちらで用意する。


朝食が終わった頃、ネパール人リーダーに、今日の午前中は宗教関連のプログラムがあり、スカウトは各々が信仰する宗教のブースへ行くこと、残念ながらヒンドゥー教のブースは無いこと、宗教を超えたセレモニーもあることを告げ、午前中はどう過ごしたいかを確認する。

彼女の回答は、もちろん宗教儀礼には参加せず、Venusエリアに行きたいとのことだった。
私のアテンドも不要とのことだったので、交通規制が始まる正午前にはココに戻ってくることを念押しすると、すぐにネパール隊はVenusエリアに向かって出発していった。



思いがけないオフ


第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編Adventure SC入口ゲート

ということで、午前中はオフとなった私。

すぐさま輸送部本部へ遊びに行く。
なぜなら、輸送部本部にはInstagramでお友だちのkotarobs さん、黄缶会メンバーの近藤さんがいらっしゃるから…。

ちなみに、近藤さんは昨夕わざわざサイトに訪ねてきてくれたのだが、近藤さんのボス(班長)がkotarobs さんと聞いてビックリ。世の中狭いなぁ…。

初体面のご挨拶後、ちょっとだけ雑談してから、輸送部の皆さんにお礼を言ってサイトにトンボ返りする。

ネパール隊のアテンドをするつもりだったので、一度は諦めたシャワーと洗濯もでき、気分もリフレッシュできた。



ネパール隊との交流、さよならKさん…


お昼近くになるとスカウト、ネパール隊ともサイトに帰ってくる。

日ネ両スカウトがテーブルに向かい合わせに座るようにセッティングして昼食開始。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編メニューは違うが同じ食卓を囲む日本&ネパールスカウト


ネパール隊はハラル・メニューなので日本人スカウトとは食事内容が異なるが、リーダーなどはおにぎりに興味津々。
外に巻いてある海苔こそ食べなかったが、ご飯と昆布は美味しいと好評だった。


向かい合って座ってはいるものの、言葉が通じないこともあり、なかなか交流とはならない。

そんな中、起爆剤となったのがオオカミ班次長のTくんだった。

WB副長が持参していたネパール語旅行会話本の内容をジェスチャー付きで朗読したところ、これがバカ受け

これを機に両国スカウトの距離は一気に縮まる。

続いて何故かネパール隊に人気の男子最年少スカウトSくんが指名され、会話本を朗読。
これまたバカ受けする。

ネパール隊からはリーダーの指名を受けた女子スカウト2名がダンスを披露。
見事な身のこなしに歓声が上がる。

これにTくん、Sくん、Mくん、Yくんが加わり、ダンスの公開レッスンが始まる。

ウチのスカウトくんたちがちゃんと着いてこられるよう、ゆっくりと、部分部分で区切って教えてくれるネパール女子スカウトに感心するワタシ。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編ネパール隊女子スカウトによる公開レッスン(?)



そろそろ飽きてきたかな?という時、S副長から提案されたのが新聞紙ジャンケン。

ジャンケンで負けたほうが足の下に敷いた新聞紙を半分に折り畳んでいき、小さくなり過ぎて足を地面に付けたほうが負け…という簡単なゲームである。

Y上級班長とMくんに実演させたところ、即座にルールを理解、そのまま日ネ対抗勝ち抜き戦に突入、その後しばらくは「Rock, Scissors, Paper. 1, 2, 3 !」の声がサイトにこだますることとなる。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編日ネ対抗勝ち抜き戦の様子




そんな中、オープンキャンパス参加のため、VSのKさんが帰路に就く。
トチノキ班のみならず、ほとんど副長と変わらない働きで隊の切り盛りに貢献してくれた彼女の離脱は痛いが、逆にここまで一緒にいてくれたことに感謝し、リーダー全員でお見送りする。



13時半頃だろうか、ネパール人リーダーが民族衣装に着替えなければならないのでいったんスカウトを連れて埼玉県連サイトへ戻るという。
(ネパール隊の受け入れ元、宿泊先は埼玉県連)

一緒に夕食を作って食べてから大集会に出発するとK隊長から聞いていたので、16時半にはココに戻ってくるようお願いして別れた。


それと入れ替わるようにしてカメラマンが到着。
すぐに全員制服制帽に着替え、予約時刻の14:00に記念撮影を行なう。



隊交歓打ち合わせ


記念撮影が終わったら、今度はVSのGさんとレオ班次長のSさんを引き連れ、明晩の交歓先である千葉17隊さんのサイトへ打ち合わせに…。

昨日お会いしたO副長さんに加え、隊長さんまで打ち合わせに参加していただき、恐縮するワタシ。

「隊交歓の内容をどんなふうに考えてらっしゃいますか?」と隊長さんに尋ねられ、まだまだ未完成(というか、昨日私に言われてから考えたのでほとんど“やっつけ”(^^;;)の企画内容を説明するS次長。

説明を聞き終わった後、しばし目を閉じる隊長さん。

『あ~ヤバい、怒らせちゃったかも…』と心の中で冷や汗をかいていると、「こんなのはどうでしょう…」と逆に提案を始めてくれた。

栃木2隊サイトにはとても両隊のスカウトが集えるスペースはないため、会場は千葉17隊さんのサイトで行なうこと、提案いただいた内容を参考にこちらで企画をまとめ、明日の11時半に栃木2隊サイトで最終打ち合わせを行なうことを確認し、千葉17隊さんのサイトを後にした。


サイトに戻ったらすぐに人選。
企画チームを辞退したGさんを外し、代わりにVSのNくん、ネパール・スカウトの人気者となったオオカミ班のT次長を企画メンバーに加える。

これまで企画立案の経験が皆無だったため、あまり乗り気でなかったNくんだったが、S次長の打ち合わせ内容説明があまりにも要領を得ないため、「どうして私があなたに入ってくれと頼んでいるか分かったろう ^_^;」と懇願すると、危機感を感じてくれたのだろう、「分かりました」と引き受け、企画チームのリーダーになってくれた。

改めて今日の打ち合わせ内容をNくんとTくんに説明し終わると、3人で打ち合わせを始める…。



大集会へ…


今晩は大集会があるので、夕方の配給が1時間早まって15:30に、それに伴い夕食準備も1時間早まる。

着々と夕食準備が進むが、一緒に夕食を作るはずのネパール隊は半分も帰ってきていない。

ネパール・スカウトに尋ねると、残りのスカウトやリーダーがいつ帰ってくるか分からないという。

いつまでも待っている訳にはいかないので、ネパール・スカウトぶん(事前情報では料理が必要なメニューという話だったが、結局はレトルトカレーだった 呆)はリーダーが作って食べさせる。


スカウトくんたちが食事を済ませ、後片付けを進めるなか、栃木3隊から伝令のL副長が送られてくる。

聞けば、「後から来るネパール・スカウトがスカウトと一緒に調理できるようにしておいてほしい」とのこと。

状況を全く顧みない発言にまたまたブチッと切れたワタシ、「スカウトを大集会に出発させないつもりか! ふざけるな!」と怒鳴りつけて追い返す。


その後私がようやくいただきますをしようとした時、ネパール隊リーダーがサイトに帰ってきた。

時計を指差し、冷徹に「You're TOO LATE」と告げると、「日本のプリンスとのお茶が長引いて遅れてしまった。ゴメンナサイ」と謝る彼女。

『えっ? 確かに今日の午後は皇太子が代表スカウトと海外スカウトとお茶をすることになっていたが、午後の用事ってそれだったの? それならそうと早く言ってよ~、もっとやりようがあったのに…』

と先ほどの態度を謝罪。(^-^;;;

結局、彼女は残ったご飯をリーダーに握ってもらい、余ったレトルトカレーと一緒に埼玉県連サイトへ持ち帰った。


開会式同様、アリーナに向かうスカウトの渋滞状況を観察し、流れがまばらになったところで栃木2隊も出発した。

ちなみに今回は私とK隊長がお留守番を務めた。
第17回日本スカウトジャンボリー 栃木2隊 奮闘記 8/7編夕方、ネパール・スカウトと一緒に撮った記念写真





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