6時起床。
本当は5時に起きて朝焼けを見たかったのだが、情けないことに起きられなかった。(^_^;)
すぐにコーヒーを淹れ、目覚めの一杯。(^_^)
暖を取るのと朝食用のメザシを焼くために炭を熾す。
今日の朝食は、栗の入った松茸炊き込みご飯にメザシ、昨日の残りのうどんとポトフ。
メザシと言えど焼き立てはさすがに美味しい。
白メシではなく、ちょっと甘みもある炊き込みご飯だけに、内臓のほろ苦さがかえってちょうど良い。
ポトフも二日目で旨みが増しており、朝から二人してたらふく食べてしまう。(^_^;)
洗い物を済ませ、食後のコーヒーでゆっくり寛いだ後、カヤックで中禅寺湖に漕ぎ出す。
水没させる危険性は低いと分かったため、今回はドライバッグに一眼も入れて行く。
今日の目的地は千手ヶ浜。
天気が曇りということもあってか、また、三連休の最終日で11時までにチェックアウトしなければならないためか、パドリングしている人は昨日に比べてグンと少ない。
赤いカヤックが2艇いたが、私たちよりもずっと先行していたため、最初の目的地、昨日も訪れた栃窪に着いた際も私たちだけ。次の経由地である熊窪に着いた際も私たちだけだった。
熊窪から千手ヶ浜を目指すと、途中、大きな白い岩がある。
船底を水中に潜んだ岩や樹木で擦りたくないため、できるだけ砂浜以外は岸に近寄らないようにしていたが、彼女が近くで見たいというのでゆっくりと近づく。
パドルの先で軽く大岩にタッチしたら、すぐ先にある千手ヶ浜に到着。
実はこの千手ヶ浜、数年前の紅葉シーズンに来たことがある。
その際は彼女と西ノ湖からのハイキングだったのだが、中禅寺湖から上陸するのは印象がかなり異なる。
昔はキャンプ場も開設していたこともあって広く、生い茂る樹木と砂浜の雰囲気がとても良い。
河口にもなっているため、魚が泳ぐ小川に足を踏み入れるてみると非常に冷たい。
中禅寺湖が心地よい温度であるのとは対象的だ。
ちょっと経つとハイカーの方がやって来て少し離れた場所で休憩を取り始める。
私もドライバッグから飲み物を取り出し、流木に腰掛けて喉を潤す。
しばらく千手ヶ浜の風景を楽しんでからキャンプ場に引き返す。
カヤックも二日目ということで慣れたのか、リズムを合わせて軽快に進めるようになった。
出発から2時間ほど経った11時半頃キャンプ場に戻る。
まだ、撤収が終わっていない組もちらほらいるが、大方はチェックアウトを終えたことが湖上からでも確認できる。
カヤックをサイトまで運び、エアを少し抜いてからシートとフォームマットを外し、中に残った水を拭き取って乾かす。
今日の昼食は「エビ、アボカド、チーズのホットサンド」。
エビもアボカドもよく混じるように1~1.5cmくらいに切り、少量のマヨネーズで和えて“馴染み”を良くする。
とろけるチーズを載せ、表面にちょっと焦げ目がつくくらいBaw-Looで両面を焼いたら出来上がり。
いつもは“耳”を付けたまま焼くのだが、今回は彼女の希望で耳は落とした。
(耳を付けたままだと、それだけでお腹いっぱいになってしまうのだそうだ)
デザート用に買っておいたフルーツヨーグルトとコーヒーを添え、菖蒲ヶ浜キャンプ場での最後の食事を愉しむ。
カヤックを乾かさなければならないため、撤収はゆっくりと…。
荷物が全てまとまったところで再びリヤカーで車まで運ぶ。
チェックイン時と異なり、今度はカヤックも載せているので、零れ落ちんばかりの満載状態。(^-^;;;
『こんなんで動くの?』と疑問に思いながらもリヤカーを引くと、予想に反してすんなり動く。
なんとか荷物を車に収め、キャンプ場を後にしたのは16時過ぎだった。
昨日お風呂に入れなかったので、帰りがけに「龍頭温泉館 憩いの湯」に寄る。
過去のデータでは日帰り入浴料が800円と記されていたが、消費税率UPに伴い、現在は1,000円になっていた。
露天風呂は無く10人くらいが入れる内湯だけだが、湯元温泉から引かれたお湯は白濁した硫黄の臭いが強いもの。
湯温は熱めでかなり温まる。
菖蒲ヶ浜キャンプ場からもっとも近い日帰り温泉ではあるが、入浴料1000円はやはりちょっと痛い。(^_^;)
その後は渋滞も無くスムーズに宇都宮に戻り、今まで行ったことの無い台湾料理店で夕食を摂ってから帰宅した。
初のカヤック・キャンプの感想は『とても楽しかった!』の一言。
インフレータブルカヤックは重い(19kg!)し、きちんと乾かすのも一苦労だけど、それを補って余りあるほどの快感が味わえた。
昔は、設営が終わったら料理する以外はずっと呑んでたが、今はお酒を呑まないので、キャンプ中の空き時間で更に楽しめるようになったことは大きい。
次回のキャンプは10月の連休に行く予定だが、湖畔のキャンプ場に行くことが決定している。(^_−)−☆