※写真は本文とは関係ありません
■薪ストーブの煙突
先日の親爺キャンプの際、私たちの隣(とは言っても20mくらい離れてるんですが…)で、男性二人がモノポールテントを張っていました。
薪ストーブをINしているらしく、テントの外に煙突が出ているんですが、何やらよろしくない感じの煙が出ています。
あきらかに煙突の高さが足りず、不完全燃焼を起こしているようです。
『うるせぇオヤジだなぁ…』と思われるのもナンなので、しばらく様子を見ていましたが、一向に改善される気配はありません。
翌朝死体が転がっているのはイヤなので、余計なお世話と思いつつ、彼らのテントに行き、「スミマセン」と声を掛けます。
「今行きます~」と中から出てきたのは20代後半と思われる男性。
相手にカチンとこさせたくないので、慎重に言葉を選び、
「差し出がましいようですが…」と丁寧に話し始めます。
煙突は横に対して2倍の高さが無ければ、排気がうまくいかないこと。
不完全燃焼を起こすと、最悪の場合、一酸化炭素中毒で死亡する危険性があること を伝えます。
私が伝え終わると、この男性、
「あっ、そうすか」
とだけ言い放ってテント内に戻りました。(「ありがとう」の一言もありません)
帰り際、私の耳には「煙突足りないんだって、あったっけ~」「まだクルマに積んである~」というテント内での会話が入ってきます。
その後彼らは煙突を足し、正常に排気できるようにしましたが、その後も彼らから「ありがとう」の言葉は無く、私が脇を通る際には目を合わせようともしない始末…。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
■キャンプブームの悪影響!?
アドバイスしてくれた相手に「ありがとう」のひとことすら言えないのには、ほとほと呆れましたが、これは明らかに彼らの資質の問題。
また、テント内で薪ストーブを使うのに、何も調べないのも、個人の資質の問題です。
ただ、メディアを始めとしたアウトドア業界が、薪ストINのカッコ良さばかりを強調している弊害の現れとも考えます。
キャンプに限らず、流行に乗ってカタチから入る人は少なく無いですから…。
かつては、11月下旬にキャンプすることすら“奇行”で、キャンプ場には我が家を含めて2組程度しかいませんでしたが、今や12月~2月でも人気キャンプ場は大賑わい、幕内に暖房器具を入れるのは当たり前になりました。
絶対数が増えるということは、それだけ、上で述べたようなキャンパーの数も増えるということになります。
軽佻浮薄なアウトドア・メディアが、結果的には、そんなキャンパーを煽っている…ということになっていませんかね?
日ごろから親しくさせていただいている某ナチュブロガーさんから教えていただいたのですが…
雪が降るから…と言ってノーマルタイヤで東京からS○○Qに向かったワゴン車が途中で立ち往生し、救出されるまでの2時間、道路を不通にした。しかもその間、中の5~6人はワイワイ騒いでいた ということが新聞沙汰になりました。(詳しくは
コチラ)
これも完全に彼らの資質の問題ですが、
「雪中キャンプ、カッコイイ~!!」という
イメージ偏重の悪影響とは思いませんか???